【BMW整備士が暴露】2シリーズの維持費地獄…年間50万円の現実【F45/F46オーナー必見】

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「150万円で買えるBMW」

中古車サイトを見ていると、そんな魅力的な価格でBMW 2シリーズ アクティブツアラー(F45)やグランツアラー(F46)が並んでいるのを目にします。

「ミニバンみたいに広くて、BMWのブランド力もあって、この値段なら買えるかも!」

そう思っていませんか?

ちょっと待ってください。

BMW整備士として働く私から、あえて厳しいことを言わせてください。

その150万円は、地獄への”入場料”に過ぎません。

今回は、多くの人が見落としている、BMW 2シリーズ(F45/F46)の衝撃的な維持費の現実をお伝えします。年間50万円以上が修理費に消えていくという、甘くない真実です。

目次

毎年消える20万円~異常に早いタイヤ消耗~

地獄の入り口で最初に出迎える悪魔、それが**「タイヤ」**です。

「タイヤなんて、どの車にだって付いてるじゃない」

そう思われるかもしれません。しかし、このF45/F46が履いているランフラットタイヤは別格です。

ディーラーで4本交換するといくら?

答え:約20万円です。

普通のタイヤなら半額以下で済むところを、ランフラットタイヤは約20万円もかかります。

「値段だけなら、まだ我慢できる…」と思った方、まだ早いです。

本当の地獄は交換サイクルにある

このF45/F46のランフラットタイヤは、車重とFF(前輪駆動)という駆動方式のせいもあって、異常なまでに摩耗が早いんです。

早い人で1万5,000km~2万kmで寿命を迎えます。

つまり、年間1万5,000km走る方なら、毎年タイヤ交換が必要ということです。

毎年20万円がタイヤ代として消えていく…これは軽自動車の年間維持費全体よりも高い金額です。

タイヤだけで軽自動車一台を維持できてしまうような車、それがBMW 2シリーズの現実なんです。

突然来る10万円~エンジンマウントの時限爆弾~

タイヤはまだ「親切」です。毎年決まった時期にちゃんと請求が来ますから。

しかし、次に紹介する悪魔はもっとタチが悪い。**ある日突然、何の前触れもなく襲いかかる「時限爆弾」**です。

ある日気づく異変

信号待ちで、ふと気づきます。

「あれ…最近、なんだか車がブルブル振動するな…」

その振動こそが、時限爆弾の作動スイッチです。

ディーラーに持っていくと、こう言われます。

「ああ、エンジンマウントですね。交換が必要です。工賃込みで、約10万円になります」

なぜそんなに高いのか?

エンジンを支えているただのゴムの塊なのに、なぜ10万円もかかるのか?

答えは、交換作業の難易度にあります。

F45/F46はBMWとしては珍しいエンジン横置きのFFです。そのため、エンジンルームがパズルのようにギッチギチに詰まっています。

その隙間からエンジンマウントを交換するためには:

  1. エンジンをジャッキで下から支える
  2. 周りの部品をごっそり外す
  3. やっとマウントにたどり着く

この恐ろしく大変な作業の工賃が、値段を跳ね上げているのです。

いつ頃来るのか?

  • 早いと5万km
  • 遅くても7万kmまでには症状が出始める

年間1万5,000km走るなら、3~4年目の車検あたりでほぼ確実にやってくる出費です。

車検より高いブレーキ~2年で25万円の悪夢~

10万円の時限爆弾なんて、まだ可愛いものです。

次に紹介するのは、財布と金銭感覚を一撃で粉砕する**「25万円の悪夢」**です。

ブレーキ交換で25万円

ブレーキパッドとブレーキローター、前後全部交換で約25万円かかります。

車検代全体よりも高いんです。2年に一度の車検より、ブレーキ交換の方が高い。それがBMWの現実です。

なぜローターも交換が必要なのか?

「ブレーキパッドの交換だけでいいんじゃないの?国産車はそうだって聞いたけど…」

そう思われるかもしれません。しかし、これこそがBMWと国産車の思想の大きな違いです。

BMWのブレーキ哲学

BMWは、アウトバーンで時速200kmからでも、ビタッと安全に止まれるようにブレーキを設計しています。

その最高のストッピングパワーを得るために、ブレーキパッドだけでなく、あえて”削られやすい”柔らかいローターを使っているんです。

パッドとローター、その両方が身を削りあって最高の制動力を生み出す。それがBMWの哲学です。

だから、パッドが寿命を迎える頃には、ローターも使用限界までツルツルに薄くなっています。安全のためには、同時交換が必須なのです。

交換サイクルの恐怖

このF45/F46のブレーキは、早いと3万kmで交換時期を迎えます

年間1万5,000km走る方なら、たった2年で25万円の出費が来るということです。

年割りにすると、毎年12.5万円がブレーキ代として消えていく計算になります。

放置すればエンジンブロー~10万円のウォーターポンプ~

これまで紹介してきたのは、金さえ払えば解決できるトラブルです。

しかし、最後に紹介するこの悪魔は、あなたの愛車そのものを再起不能に破壊する力を持っています。

小さな水漏れの恐怖

それは、このF45/F46のガソリンモデルだけに潜む、小さな小さな**「水漏れ」**です。

エンジンの心臓部である「ウォーターポンプキャリア」という部品が、ある日静かに悲鳴を上げ始めます。

毎朝、車を出すたびに、駐車場の地面にピンク色の小さなシミがポツンとできていることに気づくでしょう。

ディーラーでの診断

ディーラーに持っていくと、こう言われます。

「ああ、ウォーターポンプキャリアから冷却水が漏れてますね。交換が必要で、費用は約10万円です」

また10万円です。もう、10万円がコンビニでおにぎりを買うくらいの感覚で飛んでいきます。

絶対に放置してはいけない理由

「ちょっとくらいの水漏れなら放置しても大丈夫じゃないの?」

それこそが命取りになる最悪の判断です。

その小さな水漏れを放置すると、いつか必ず冷却水がごっそり抜ける「その日」が来ます。

そうなれば:

  1. エンジンはあっという間にオーバーヒート
  2. 最悪の場合、エンジンブロー
  3. 修理費用は数十万円から100万円超えのコースもありうる

あなたが150万円で買った車は、そこで完全にただの鉄の塊になります。

だから、この車のオーナーは駐車場の小さなシミに常に神経を尖らせていなければなりません。10万円の出費は痛いですが、エンジンを失うよりは遥かにマシだからです。

月5万円の”サブスク”に乗る覚悟

さて、地獄のフルコースは全て出揃いました。

最後に、あの150万円のBMWの**本当の”値段”**を一緒に計算してみましょう。

年間維持費の内訳(大型修理費のみ)

項目年間費用
タイヤ交換(毎年)20万円
ブレーキ交換(2年で25万円)12.5万円/年
エンジンマウント(3年で10万円)3.3万円/年
ウォーターポンプ(5年で10万円)2万円/年
その他消耗品5万円/年
合計42.8万円/年

大型修理費だけで、年間約43万円です。月割りにすると3万5,000円以上です。

さらに通常の維持費も加わる

これに加えて:

  • 自動車税
  • 任意保険
  • 2年に一度の車検代
  • 定期的なオイル交換代

これらを全て含めると、年間の維持費は軽く60万円を超えてきます

月々に直すと約5万円です。

本当の正体

あなたは150万円で車を「買った」つもりかもしれません。

しかし、その正体は**月々5万円を払い続ける高級な”サブスクリプションサービス”**だったのです。

購入価格150万円なのに、維持費が月5万円…これが現実です。

それでもこの車を選ぶべき人は?

ここまで読んで「絶対買わない!」と思われた方、それは賢明な判断です。

しかし、こんな方には向いているかもしれません:

この車がおすすめできる人

  • 年収が十分に高く、月5万円の出費が痛くない方
  • BMWのブランドとデザインに強いこだわりがある方
  • 覚悟を決めて、修理費を楽しめるマインドのある方
  • 車の整備を自分で行える知識とスキルがある方

正直な整備士としてのアドバイス

もし予算が限られているなら、同じ予算で:

  • 新車の国産コンパクトカー
  • 認定中古車の国産ミニバン
  • 保証付きの新しい中古車

これらを選んだ方が、圧倒的に幸せなカーライフを送れます。

まとめ:中古BMWに必要なのは「覚悟」

中古のBMW 2シリーズに本当に必要なもの…

それは、最初の150万円というお金じゃありません。

**この月5万円のサブスクに乗り続けるという「覚悟」**なんです。

その覚悟、あなたにありますか?

最後に

この記事は、BMW 2シリーズを否定するものではありません。実際、素晴らしい車です。

ただ、「安く買えるBMW」という甘い言葉だけで購入を決めてしまい、後悔する人を一人でも減らしたい。BMW整備士として、それが私の願いです。

購入前に知っておくべき現実を、今回は包み隠さずお伝えしました。

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