BMWにおけるM4とは?
BMWといえば、言わずと知れたドイツを代表する自動車メーカーです。
M4の製造生産や販売はBMWですが、開発は子会社である「BMW M」が行っています。
このBMW Mはモータースポーツやレース部門の研究を主に行っており、以前はMモデルの生産も担当していました。
M4は乗用車である4シリーズをベースにしてBMW Mがチューニングしたスポーツモデルで、これがM4の名前の由来でもあります。
2014年に旧型M4の発売が開始され、2020年の新型M4発表までマイナーチェンジであるLCIやレース使用モデルのGT4なども発売されました。
今回紹介するのは本国ドイツで2020年に発表され、2021年に発売開始された新型M4のクーペタイプです。
日本仕様の新型M4はドイツなどで流通している本国仕様とは駆動方式などにいくつか違いがありますが、おおまかには同じものになっています。
自動車におけるクーペとは?
クーペとは自動車の形態の1つで、全部で7つに分かれます。
車高が低くて流線的なデザインをしているのが特徴で、空気抵抗をできるだけ抑える目的があります。
スポーツカーにおいては無くてはならない要素で、そのデザインから愛好者も多いですね。
クーペの最大の特徴は2枚ドアであることです。
街中で良く見る一般的な乗用車は4ドアを採用しているので、見た目的にも大きな違いがあります。
一方、定員に対しての明確な定義はありません。
とはいえ、2枚ドアであることから1列ないし2列シートを採用します。
そのため、定員は2名もしくは4名となります。
今回ご紹介している新型M4クーペは2列シートになっています。
BMW新型M4クーペのドライビング
前述した経緯や特徴から、M4はスポーツカーとしての側面が強い車です。
特にレースサーキットでの走行を視野に入れているためか、シート周りのクッションは硬くてハンドリングにも癖を感じるというのが旧型のM4でした。
走行中には幾分かの衝撃を感じるとの声もありましたね。
市街地での走行や常用的な利用には重きを置いていない印象でした。
ところが新型M4クーペでは、このあたりの乗り心地がかなり改善されています。
タイヤの動きはかなり滑らかになっており、スムーズなハンドリングが実現されています。
運転者の手に付いた走行やハンドリングがしやすくなったと言えるでしょう。
良くも悪くも癖が少なくなり、角が取れた印象です。
乗り心地やドライビングの快適性はかなり向上していますね。
BMW新型M4クーペのエンジン
新型M4クーペのエンジンには直列6気筒の「S58B30A」が採用されています。
旧型M4の「S55B30A」から変更が加えられました。
新設計と言うこともあり、全体的なエンジンパフォーマンスは大きく向上しています。
中でも大きな違いは「エンジンを回したときの感覚」ではないでしょうか。
旧型M4の従来エンジンはかなりスムーズで滑らかな回りをしており、ある種の物足りなさまで感じるほどでした。
対して新型M4のエンジンでは「エンジンの回転」を肌で感じることができます。
とはいえ不快ではなく、飽くまでスムーズさは残されたままです。
エンジンの回転数によって感触にも変化を感じられるので、感覚的に触れ合いやすいかと思います。
まとめ
BMWはドイツの伝統的な自動車メーカーです。
そのBMWにおいて2014年から展開されているスポーツカーこそがM4シリーズです。
2020年には新型M4クーペが発表され、2021年に発売が実現しました。
スポーツカーらしい走行感はそのままに、硬めだったクッション性やドライビングの癖が改善され、乗り心地とハンドリングの快適さを追求した形に生まれ変わっています。
旧型のM4からエンジンの変更が行われ、新設計のエンジンが採用されました。
これにより各種パフォーマンスの向上と、エンジンの回りを肌で感じることが可能になっています。
従来よりも、手に馴染む走行を実現するための工夫がなされている印象です。
機会がありましたら、ぜひこの走行感を体験してみてはいかがでしょうか。
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