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BMW 1シリーズ(F20/F21)完全ガイド|整備士が教えるFR最後の1シリーズ

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目次

「より研ぎ澄まされた」2代目1シリーズ — F20の本質

BMW 1シリーズ2代目(F20/F21)は2011年に登場した。初代E87の正常進化版であり、FRレイアウトを継続しながらも内外装のデザインを大幅に刷新、エンジンラインナップも直噴ターボへ移行した世代だ。特に4気筒ターボのN20は「小さい排気量で大きなパワー」を実現し、走りの質感を高めた。整備士として見ると「N47ディーゼルのチェーン問題はF20でも継続しているため要注意」かつ「N20の高圧燃料ポンプ問題が新たに加わった世代」という印象。コンパクトでFRという設計の希少性は、このF20が最後となった(次世代F40はFF化)。

1. ボディバリエーション一覧

コード ボディ形状 ドア数 生産期間
F20 ハッチバック(5ドア) 5 2011〜2019年
F21 ハッチバック(3ドア) 3 2012〜2019年

2. エンジンラインナップ

グレード エンジン 排気量 出力 特徴
116i(前期) N13B16 1.6L 136PS 直4 ターボ。小排気量TB
116i(後期) B37C15U0 1.5L 116PS 直3 ディーゼル。Bファミリー
118i(前期) N13B16 1.6L 170PS 直4 ターボ
118i(後期) B38B15M 1.5L 136PS 直3 ターボ。Bファミリー現行
120i N20B20 2.0L 184PS 直4 ターボ。主力エンジン
125i N20B20 2.0L 218PS 直4 ターボ ハイチューン
M135i / M140i N55B30 / B58B30 3.0L 320/340PS 直6 ターボ。Mパフォーマンス
116d / 118d N47D20 2.0L 116〜150PS 直4 ディーゼル。チェーン問題継続
120d N47D20 2.0L 184PS 直4 ディーゼル
125d N47D20 2.0L 218PS 直4 ディーゼル ツインターボ

3. 電装・システム解説

iDrive第3世代 / NBT

F20後期モデルにはNBT(Next Big Thing)と呼ばれるiDriveシステムが採用され、CarPlay対応(コーディングで有効化可能)など現代的な機能が追加された。前期型のCIC(Car Information Computer)とはシステムが異なり、後付けアップグレードも限定的だ。

EPS(電動パワーステアリング)

F20から電動パワーステアリング(EPS)を採用。E87の油圧パワステと比べてフィーリングが変化したと感じるオーナーも多い。EPSモーターの故障はステアリングが重くなる症状で現れる。

Auto Start/Stop(アイドリングストップ)

F20から標準装備となったアイドリングストップ機能はバッテリーへの負担が大きく、AGMバッテリーが標準採用されている。通常のバッテリーへの無登録交換はECUを誤動作させるリスクがある。

4. MMW整備士視点:弱点と対策

🔴 最重要:N47ディーゼルのタイミングチェーン(ディーゼル系)

症状:エンジン後部からのラトル音(特に冷間始動時)、始動不能
原因:E87から引き継いだN47のチェーン問題が継続。エンジン後面配置のチェーンはアクセスが難しく、交換工賃が膨大。
対策:10万km前での予防交換を強く推奨。ディーゼル系F20購入時はチェーン交換歴の確認が必須。

🔴 最重要:N20のHPFP(高圧燃料ポンプ)カムフォロワー摩耗

症状:エンジン始動困難、加速時のパワー抜け、燃料圧力不足フォルト
原因:N20に搭載されたCP4型高圧燃料ポンプのカムフォロワーが摩耗し、金属粉がインジェクターに流入して連鎖故障を引き起こす。オイル管理が不十分な個体で特に発生しやすい。
対策:オイル交換5,000km厳守。症状が出たら即ISTA診断。最悪はHPFP+インジェクター全交換で高額修理になる。

🟠 要注意:N20 / N13の吸気ポートカーボン堆積

症状:アイドリング不安定、コールドスタート時のミスファイア
原因:直噴エンジン特有の吸気バルブ背面へのカーボン蓄積。
対策:ウォルナットブラスト(5万km目安)。

🟡 注意:アイドリングストップ関連のバッテリー消耗

症状:バッテリー上がり頻発、アイドリングストップが機能しない
原因:アイドリングストップの多用でAGMバッテリーが早期劣化。
対策:AGM規格バッテリーへの交換後にIBSコーディング必須。

5. 主要スペック

項目 F20 120i(N20) F20 M135i(N55)
全長 × 全幅 × 全高 4,324mm × 1,765mm × 1,421mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,350kg 1,495kg
駆動方式 FR(後輪駆動)※FRレイアウト最後の1シリーズ

6. 中古購入チェックポイント

  • ディーゼル系:N47タイミングチェーン交換歴の確認が絶対条件
  • N20搭載車(120i/125i):オイル管理状況とHPFPの状態をISTAで確認
  • バッテリー:AGM規格・IBSコーディング済みか確認
  • M135i:N55の電動ウォーターポンプ(8万km目安)確認
  • CarPlayの有無:NBT搭載か確認(後期型2014年以降が目安)

7. 前世代・次世代ナビゲーション

世代 コード 特徴
← 先代 E87(初代) 2004〜2011年。FRコンパクトの原点
→ 次世代 F40(3代目) 2019年〜。FF化に転換。UKL2プラットフォーム

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国家1級整備士 / BMW整備歴15年以上 / 相談実績3,000台超

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この記事を書いた人

BMWディーラーにて最高峰の認定資格『BMWマスターテクニシャン』を取得。国家1級自動車整備士。延べ3,000台以上のBMWを診断・修理してきた経験を持つ。現在はMotoren Master Workshop(MMW)を拠点に、ディーラーでは対応できない難症例の物理診断と、オーナーの愛車を10年・20年と乗り続けるための本物のメンテナンスを提供。ブログとYouTubeで「整備士にしか語れないBMWの真実」を発信中。

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